単身赴任による兼業主婦ワンオペ育児でワードプレス挑戦も、夜泣きで挫折し無料ブログで再起動の様子

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さかのぼること3年前、題の通り私は32歳で大きな壁にぶち当たった。

 

両実家遠方、夫は長時間勤務で平日ほぼ不在、家事スキル低い、

という過酷な育児環境の中で

パートとはいえ再就職し、二人目妊娠、産休育休をいただき復帰し、

小規模保育園のため離乳食完了期非対応による毎日の弁当づくりも乗り越え、

ようやく2人姉妹のワンオペ育児に慣れてきた矢先の出来事だった。

 

転勤、新幹線使っても5時間の距離、6歳と2歳の子どもがいて、

長女はあと半年で小学生。

付いていったところで夫のことを信用できず、

(どうせ家事育児する時間はないのだろう)

慣れない環境で人間関係も情報もゼロから育児するのも嫌で、

せっかく探し出した自宅に近くて、実家や夫の支援なしでも子ども優先で仕事できる職場も手放したくなく、

さらに2年したら子どもはまた引っ越し&転校しなければならない。

悩みに悩んで、ひとりで回すことを選んだ。

 

ちょうど私は副業を始めようとした矢先だった。

自分以外に育児頼れなくてフルタイムで働けるほど器用でないし、

かといって子どもが熱を出せばいつでも休ませていただける仕事はありがたいが、

過去に個人営業の仕事で数字を追い、ぞくぞくする達成感を知っている自分には

夫と違い責任のいらない単純作業しかできない仕事は、もの足りなかった。

ブログで収益得られればいいな、とブログをはじめたばかりだったのだ。

仕事で自己実現できない私にとって、

新しい世界が楽しくて楽しくて、夜子供が寝たあとのめりこんで書いた。

次の日の弁当があろうと、土日は平日夕食の買い出し作り置き、

余裕なんてなかった。

失敗も多くしたが、今思うと料理家事効率化につながった。

 

しかし、いざ単身赴任がはじまると、

二女はまだ2歳、夜泣きするのだ。

眠りが浅くなった時に隣に母がいないと泣くのだ。

子どもが寝た後にしか帰宅しない夫でも役に立っていたのかと気づいた。

作業中断、寝かしつけ、作業中断。

夜の自分だけの時間さえなくなった。

 

そのころの私は余裕がなく、他人と自分を比べれば嫉妬し、

でもかわいそうなんて思われたくなくて平気なふりをしていた。

今となっては笑い話だがサザエさんすら苦しくて見れなかった。

本当にうらやましくて。

私はちなみに実母が苦手で、心から自分の本心は話せない。

受け入れられた経験や実感がないので怖いのだ。

母は私を悟りを開いてるなんて言ったが、

信用しきれずうまく甘えられないのだ。

母の愚痴の聞き役はしんどかった。

 

だから実家から遠い土地に家を買うことに抵抗はなかった。

(そもそも夫の不貞が発覚しなんやかやあり、

仕切り直しに購入した家だがそれはまたの機会に記そうと思う。)

夫とふたり、新しい家族を築いていくんだと思っていた。

ふたりで子どもを育てていくんだと思っていた。

そもそもそれが実現可能なのかもっと早く気付くべきだったが。

これは言い訳だが、夫の入社当時と今では事業規模拡大で拠点が増えたし、

20代で会社での自分の位置の見通しがつくはずもなく。

(超大手とかなら違うんだろうが、年収も待遇も悪くはないが良くもない)

 

とにかく、私はぶっ壊れて挫折した。

夫に当たり散らしたし、いつもこどもにもイライラしていたと思う。

職場で子育ての先輩に話を聞いてもらって泣いたこともあった。

 

睡眠時間を確保したほうがいいと思った。

勤務時間を減らした。

ブログを夜中に書くのは無理だから、短縮した1時間を当てた。

でもだんだん熱が冷めた。

自然と楽なほうに流れた。

収益が出始めたのに、手を加えなかったのは頑張り続けられなかった自分の責任だ。

日々のやるべきことに忙殺されて、は言い訳だ。

本当に自分のやりたかったことは、

気持ちを吐き出してすっきりすること。

客観的に整理すること。

それが誰かに共感してもらえること。

役に立つこと。

リアクションをもらえること。

そんなことだったと思い出した。

だからもう、前のブログはサーバーも解約して消えてしまったけど、

私はまたブログを書いている。